2015.7.31 ON AIR「アナログレコードでブルーズを聴こう!シリーズ」第6回

Chicago Blues Golden Package Vol.2
(日本ビクター SJET-8214-5M)
20150731
ON AIR TRACK LIST
1.She’s 19 Years Old : Muddy Waters
2.Spoonful : Howlin’ Wolf
3.Help Me: Sonny Boy Williamson
4.So Many Roads : Otis Rush
5.Ten Years Ago : Buddy Guy

 

 

 

この2枚組のアルバムに収録されているシカゴ・ブルーズマンは王道も王道のひとたちで、このアルバムから収録されているブルーズマンひとりひとりのソロ・アルバムを買い集めました。そして、そのあとにこのチェスというレコード会社からレコード・リリースされていたJ.B.ルノアとかロウエル・フルソンとかエタ・ジェイムズとかを好きになりどんどん広がっていった感じです。
今日聴いたオーティス・ラッシュは”So Many Roads”一曲ですごく好きになり、調べたらもっとマイナーなレーベルのコブラというレコード会社からアルバムが出ていることがわかり、もう呪文のように「コブラのラッシュ、コブラのラッシュ・・・」と心の中で言いながらレコード屋さんを探し歩いたものです。そうこうしている内に、だんだんとブルーズのレコードのことがわかってくるんですが、当時(1970年初期)はしっかりしたガイドブックはなかったのでつまらないレコードを買ってしまうことも多々ありました。当時は評論家の日暮泰文さんが中心となってブルース・フリークの人たちがつくっていた「ザ・ブルース」というブルーズの専門誌があり、それをよく読んでいました。あとは丸善という洋書を取り扱っている本屋さんでブルーズのガイド・ブックをかなり高い値段で取り寄せて買って、辞書をひきながら自分なりに調べていました。結局、音楽はそれぞれ個人の好みなので最終的には自分の耳で決めるしかないんですが、他の人の意見も聞いてみることは音楽にも大切だと思います。そして、十年もすると自分の音楽的な見解が出来上がっていきます。
自分はこんなブルーズが好きなんだ・・・と。だからいろんなブルーズをこの番組でもたくさんON AIRしますので、みなさんが聞いて自分でそのアルバムをゲットしてくれると嬉しいです。