2026.09.18 ON AIR

ニューオリンズの豊かな音楽

愛すべきニューオリンズのピアニストたちVol.1

ON AIR LIST
1.Mardi Gras In New Orleans/Professor Longhair
2.Tipitina/Professor Longhair
3.Blueberry Hill/Fats Domino
4.Ain’t That A Shame/Fats Domino
5.My Blue Heaven/Fats Domino

ジェイムズ・ブッカーの映画「愛すべきビアノジャンキー」の公開があり、またニューオリンズの音楽に興味を持ち始めている人もいると思うのでもう一度ニューオリンズ音楽を聴いて見ようと思います。ニューオリンズの音楽はジャズ、ブルース、R&Bと奥が深いだけでなく幅も広いです。
ジェイムズ・ブッカーのようなピアニスト、キーボード・プレイヤーだけでもざっと名前をあげると、プロフェッサー・ロングヘア、アレン・トゥーサン、ファッツ・ドミノ、ヒューイ・スミス、ドクター・ジョン、ヘンリー・バトラー、エディ・ボー、ハリー・コニックJr.、ジェリー・ロール・モートンなどなど。
リトル・リチャードもニューオリンズで花開いたR&Rピアノの創始者ですね。ピアニスト以外で遡ればジャズの創始者のひとり、ルイ・アームストロングもニューオリンズの出身。
R&Bになるとデイヴ・バーソロミュー、ネヴィル・ブラザーズ、ブルーズのギター・スリム、アール・キング、そしてシカゴで活躍したリトル・ウォルターやバディ・ガイも同じルイジアナ州の生まれ。そしてニューオリンズにはザディコ・ミュージックもインディアン・ミュージックもケイジャン・ミュージックもある。
そんな豊かな音楽のあるルイジアナそしてニューオリンズの音楽を聴く時、やはり大きな遺産を残したキーボード・プレイヤーからとなります。
前回、前々回聴いたジェイムズ・ブッカーも憧れカバー曲も録音しているプロフェッサー・ロングヘアーをまず聴きましょう。
ニューオリンズのお祭りマルディグラのテーマ曲でもあり、ニューオリンズそのものを代表する1曲でもあります。

1.Mardi Gras In New Orleans/Professor Longhair

プロフェッサー・ロングヘアーは本名ヘンリー・ローランド・バード。基本的に今の曲もブルーズ進行の曲ですが、大きな特徴は南米のルンバ、カリプソ、マンボのリズムをそこにミックスさせとてもファンキーなダンス・ミュージックに仕立てたところです。
ニューオリンズという街がジャマイカなども近く中南米の音楽の影響も大きかったからでしょう。次もニューオリンズ・ファンキー・ミュージックの始まりです。

2.Tipitina/Professor Longhair

しかし、僕が実際プロフェッサーを熱心に聴き始めたのは80年代中頃からで、それ以前高校生くらいの頃にニューオリンズのミュージシャンとして頭に入っていたのはファッツ・ドミノ。
ファッツは世界的なヒット曲があったのでニューオリンズの音楽とは知らずヒット曲としてラジオなんかで流れていたのを聴いてました。次のも世界的な大ヒット曲です。

3.Blueberry Hill/Fats Domino

たぶん世界的に売れたニューオリンズのR&Bシンガーの最初はファッツだったのでしょう。オーケストラを持ってプロデュースもしていたデイヴ・バーソロミューの元でヒット曲をたくさん出しました。
次の曲はジョン・レノンもソロアルパム「ロックンロール」でカバーしてます。
ファッツ・ドミノはチャック・ベリー、リトル・リチャードなど一緒に50年代のR&Rブームの中にいた1人でもあったことも大きかったんですね。

4.Ain’t That A Shame/Fats Domino

日本ではファッツの次の曲が「私の青空」という日本語でヒットしました。
アメリカで原曲が発表されたのが1927年で翌年28年には堀内敬三さんという方が日本語に訳され二村定一さんと天野喜久代さんという2人がデュエットで録音されました。
僕が子供の頃、聴いていたのは喜劇役者でもあった榎本健一さんが歌ったヴァージョンで1936年に録音されていました。
うちの親父も酔っ払うと歌ってました。
「夕暮れに仰ぎ見る輝く青空、日が暮れてたどるは我が家の細道。狭いながらも楽しい我が家、愛の火影(ほかげ)のさすところ 恋しい家こそ私の青空」

5.My Blue Heaven/Fats Domino

ニューオリンズ音楽特集をしばらく続けます。
次回はピアニストのアレン・トゥーサン、ドクター・ジョンなどの代表曲をたくさんON AIRします。
11月14日に20年に突入するイベントを弘前でやります。そのよくじつにはイート&トークでライヴもやります。詳しくはまた。