★ブルーズ・ザ・ブッチャー/無観客配信ライヴについて★

私のバンド”ブルーズ・ザ・ブッチャー”(blues.the-butcher-590213)は、この一年コロナ・ウィルスの感染拡大を防ぐ観点からライヴ・ツアーを全て中止にしてきました。そして、10年以上自分たちのホームであるライヴハウス東京高円寺「JIROKICHI」から無観客配信ライヴをマンスリーで行なってきました。
毎回自分たちのレパートリーからまったく異なる選曲でライヴをしてきました。今まで100曲以上が演奏されてきました。その毎月の曲目を記したアーカイヴ映像がバンドのテクニカル・スタッフである木菱讓くんによって作られてネットにアップされました。是非、ご覧ください。現在はまだこういう形でしか活動ができていませんが、めげることなく頑張りたいと思っています。
そして、今月の配信ライヴは6月17日(木)19時30分からです。視聴は無料ですが、投げ銭のような「後売りチケット」を購入していただけるとバンドの特典映像を差し上げます。購入していただけるとバンドだけでなくお店も助かります。何卒よろしくお願いします。
これまで1年間の選曲アーカイヴはこちら→https://youtu.be/W-h7SROfDdw

JIROKICHI HP→http://jirokichi.net

JIROKICHI YOUTUBEチャンネル→https://www.youtube.com/c/LiveMusicJIROKICHI/videos

JIROKICHI オンラインショップ・後売りチケット→https://jirokichi.official.ec

「ブルース&ソウル レコーズ no.159」誌が4月25日に発売されました

私のエッセイも連載されている新しい「ブルース&ソウル レコーズ no.159」誌が4月25日に発売されました。

今回は来月から公開されるアレサ・フランクリンの教会ライヴ「アメイジング・グレイス」を記念してアレサの大特集。別冊のアルバム・ガイドブックも付いています。本誌でアレサの予習をしてから、順次全国劇場公開されるので是非映画館の大きなスクリーンでご覧ください。
アフリカン・アメリカンと教会との繋がり、ソウル・ミュージックとゴスペル・ミュージックの関係などもわかる映画です。
1972年アレサが自分のルーツであるゴスペルをクワイアと当時のトップ・ミュージシャンたちとで発表した名盤「アメイジング・グレイス」の映像がまさか公開されるとは・・・・ずっとアルバムを聴いてきた私のような者にとっては大きな衝撃です。黒人音楽が生まれるその現場をリアルな映像から体感できるチャンスです。
それから「ブルース&ソウル レコーズ」誌に連載されている私のエッセイ「Fool’s Paradise」は7回目。79年に来日した偉大なソウルシンガー、O.V.ライトの来日公演の思い出を熱く書きました。
全国の書店またはAmazonなどネットで購入できます。

★ブルース&ソウル レコーズ WEBサイト https://bsrmag.com

★映画アメイジング・グレイスのサイト https://gaga.ne.jp/amazing-grace/

“Amazing Grace”

いよいよ来月から公開!幻の映像アレサ・フランクリンの教会ライヴ”Amazing Grace”

1972年にリリースされたアレサ・フランクリンの教会でのライヴ盤”Amazing Grace”を聴いたのは翌73年。私だけでなく当時のブラックミュージック・ファンにはかなりの衝撃を与えました。教会のゴスペル・ミュージックが今よりも一般に知られていない時代に教会でのライヴをそのままLP2枚組に録音したアルバムは、多くの人にゴスペルの素晴らしさといかに黒人音楽がゴスペルに根ざしているかを知らしめました。アルバムは今やソウルとゴスペルを代表する貴重な必聴の一枚となりました。
このアルバムがリリースされる以前、60年代にソウル界で数多くの曲をヒットさせていたアレサはすでに「ソウルの女王」と呼ばれていました。そして彼女が幼い頃からゴスペル界の神童と呼ばれ、彼女の音楽のルーツがゴスペルに根ざしていることをファンたちは知っていました。しかし、教会におけるゴスペルのライヴ・アルバムの発表には驚きがありました。しかし、今振り返ればあの時点でアルバム”Amazing Grace”を発表したことは素晴らしい判断だったと思います。アレサの歌手としての力量が有り余るほど充実していた時代だったからです。
彼女は子供の頃から牧師である父と共にゴスペルのツアーを続けていました。そしてゴスペルからポピュラー・ミュージックの世界に移る時、最初にジャズ・シンガーとしてプロデュースされましたが売れませんでした。ブルーズも歌いましたが彼女の良さはそこでも発揮できませんでした。その彼女をずっとプロデュースしたかったアトランティック・レコードのジェリー・ウェクスラーは彼女のルーツであるゴスペル・テイストを全面に出せるオリジナル曲を歌わせることにしました。そして1967年のアトランティックからのデビュー曲”I Never Loved a Man the Way I Love You”はR&Bチャートで1位を獲得し、その後も”Respect”、”Baby I Love You” “A Natural Woman” “Chain Of Fools”とチャート上位にヒットを連発し、女性ソウル・シンガーとしてあっと言う間にアレサは他の追従を許さない存在になりました。しかしソウルのヒットが出ても彼女の心がゴスペルから離れることはなく、どんな曲を歌っても強いゴスペル色を感じさせました。
恐らくアレサ自身もあの頃にゴスペル・アルバムを発表したかったのだろうと思います。また1970年あたりは多くの黒人ミュージシャンが黒人であることに誇りを持ち、社会的政治的にその権利を主張し獲得していった時代であり、彼らのルーツであるゴスペル色を全面に出すミュージシャンも多くいました。
“Amazing Grace”の二日間の録音を支えたのはコーネル・デュプリー(G),バーナード・パーディ(Ds),チャック・レイニー(B),パンチョ・モラレス(Perc)といった当時の一流スタジオ・ミュージシャンたち。もちろんアレサとバンドのコンビネーションも素晴らしいのですが、何よりアレサとクワイア(聖歌隊)との歌のグルーヴ感、一体感が聴く者を経験したことのない高みに連れていってくれるアルバムでした。それは荘厳の中の熱狂でした。
そのアルバムの映像があるという話は聞いたことがあったのですが、まさかほぼ半世紀経った今映画となって公開されるとは!
公開前に先に観せていただきましたが、やはり圧倒的な力で迫ってくる映像でした。歌の力、ゴスペルの力をまざまざと観させられた映像でした。そして、いつも興味深いのにベールを被っていたアレサ・フランクリンという人間の内面を少し垣間見れた気がしました。
あまり書くとネタパレになってしまうので、皆さん是非映画館でコロナ感染に万全の注意をしてご覧ください。
恐らくDVDも発売されると思います。
5/28から順次全国公開です。

公式サイト:https://gaga.ne.jp/amazing-grace/

「ブルース&ソウル・レコーズ誌 No.158」発売中!

少し遅ればせのお知らせですが、私がエッセイ”Fool’s Paradise”を連載している「ブルース&ソウル レコーズ誌 」の最新号が出版されています。
今回の私の連載はブルーズの歌詞について書きました。アフリカン・アメリカンの民族音楽として発祥したブルーズは当然英語で歌われているわけですが、その英語の歌詞を理解するとブルーズという音楽がとても身近に感じられます。
特集は「ブルースの母」と呼ばれた女性ブルーズ・シンガーの祖、マ・レイニー(マはママの意味)です。ブルーズが録音され始めた1920、30年代のブルーズの様子も書かれています。付録のCDにはいにしえの貴重なブルーズが収録されています。
Amazonなどネットはもちろん、全国の書店、レコード店でも購入できます。

公式ウェブサイトはこちらhttp://bsrmag.com/

“Life Goes On”

“Life Goes On”
コロナ禍になってから一年が過ぎて番組もずっとぼくの住んでいる東京の自宅からのリモート収録になり、キー・ステーションの弘前アップルウエーブでの録音ができない状態になっています。
大好きな弘前に行けないことも辛いのですが、やはりリモート収録とスタジオでの収録はリアル感が違います。ラジオから流れるサウンドの質にはほとんど変わりはないので「リモート収録です」と言わなければ聞いていてわからないと思います。しかし、新幹線に乗って東北の風景を車窓から眺めてその日収録する原稿や曲のチェックをしていると自然とテンションも上がるのですが・・・。
番組としては新譜や名作の再発などを紹介しながら「永井ホトケ隆が選ぶブルーズ・スタンダード」という企画も挟んでいます。これはブルーズが録音されるようになった1920年代から現在までのブルーズの中から、これからも聴き続けられて行くブルーズ名曲と僕が個人的にこの曲はずっと残って欲しいと思う曲を選んでいます。つまりブルーズの曲としてのアーカイヴスを番組のHPに残して置きたいと考えています。それがブルーズをそして音楽を愛する後続の人たちのひとつのガイドになればと思っています。
また、僕が生でギターを弾きながら歌うスペシャル・バージョンもお送りしたいと思っています。
今年は番組開始から15年目にあたります。その記念のようなことも何かしたいなと考えています。
4月になって新たな年度ということで気持ちも新たに頑張ります! 路傍に咲く強いタンポポのように。
2021年4月
永井ホトケ隆

映画”RUMBLE” (The Indians Who Rocked The World)

映画”RUMBLE” (The Indians Who Rocked The World)
~アメリカ音楽に多大な貢献をしてきたネイティヴ・インディアンの音楽そしてビート~

アメリカの音楽にネイティヴ・インディアンの音楽が及ぼした影響を探ったドキュメント映画。引き込まれるとても深い映画であり、学ぶことの多い映画だった。
タイトル”RUMBLE”は1958年にリリースされたロック・サウンドのパイオニア、リンク・レイの代表曲。その曲が流れレイの出自がネイティヴ・インディアンである話から映画は始まる。
アメリカの音楽界にネイティヴ・インディアン系のミュージシャンがいることは知っていた。この映画にも出てくるジェシ・ディヴィス、ジミ・ヘンドリックスの出自は早くから知られているし、
この映画には出てこないがリタ・クーリッジもインディアンの血を引いていると知っていた。ブルーズのT.ボーン・ウォーカーもそうだ。しかしハウリン・ウルフもインディアンの血が流れていることは今回初めて知った。
最初に出てくるリンク・レイは最初白人だと思っていた。この映画では先の”RUMBLE”という曲にネイティヴ・インディアンの音楽のビートが流れていることを教えてくれる。
そして、一番驚いたのはデルタ・ブルーズの偉人、チャーリー・パットンのブルーズにもネイティヴ・インディアンのリズムのグルーヴがあると解説されたことだ。前々から残されたパットンの写真から彼は黒人の血だけではないとは知っていたが、彼のブルーズにそういうルーツが内包されていたとは驚きだった。
あまり書いてしまうとネタバレになってしまうのでここ辺りで止めておくが、ブルーズやロックだけでなくアメリカのミュージシャンに実に多くのネイティヴ・インディアン系がいることがこの映画でわかる。そして、それは同時にアメリカの音楽がインディアンの音楽のテイストをたくさん含んでいるということだった。また、彼らがアフリカン・アメリカンと同様に言われなきひどい差別を受けてきたことも描かれている。
この映画を観ることでそういう背景を知ることもできるし、また一層ネイティヴ・インディアンの音楽のルーツを楽しみながらブルーズやロックを聴くことができる。
何度かライヴを観たそして話もさせてもらったニューオリンズのマルディグラ・インディァンのトライブ「ゴールデン・イーグルス」のビッグ・チーフ、モンク・ブードローが映画に出てきたのも嬉しかった。
本当にたくさんの知らないことを教えてくれる映画で是非DVD化していただきたい。

出演:リンク・レイ、ジミ・ヘンドリックス、チャーリー・パットン、ミルドレッド・ベイリー、ジェシ・エド・ディヴィス、ランディ・カスティーヨ、スティービー・サラス、ロビー・ロバートソンなど
公式HP:https://rumblethemovie-japan.com


Blues & Soul Records No.156

私がエッセイ”Fool’s Paradise”を連載している「ブルース&ソウル・レコーズ」誌の新しい156号が発売されました。書店、レコードCD店 などで販売されていますがAmazonなどネットでも買うことができます。
今号の特集は11月に復刊販売される名著「ブルースの歴史」(ポール・オリヴァー著)に関連したブルースの源流の曲、アルバム、ブルーズマンの紹介解説が網羅されています。「ブルース&ソウル・レコーズ」誌を読んでから「ブルースの歴史」に取り掛かると、ブルーズという音楽を知るいい順序になると思います。
秋の夜長、「ブルース&ソウル・レコーズ」を読んで番組「ブルーズ・パワー」を聴いてください。

BLUES & SOUL RECORDS No.156 (発行(株)トゥーヴァージンズ)

「ブルースの歴史」(11月下旬発売/土曜社刊)

♪R&B、ソウルの名曲を洪水のように作り出したモータウンというレコード会社のストーリー「The Making Of Motown」♪

 

話題の映画”The Making Of Motown”を公開に先立って送っていただいたDVDで見させていただいた。
モータウンといえば誰もが聞いたことのある音楽を作り出してきたレコード会社だ。マーヴィン・ゲイの”What’s Goin’ On”、スティービー・ワンダーの”You’re The Sunshine Of My Life”,ジャクソン5の”ABC”などは誰もが一度は耳にしたことのあるポピュラーなソウル・ミュージックだ。会社が創立直後の60年代からミラクルズ、マーヴェレッツ、テンプテーションズ、フォートップス、スプリームスなどによるヒット曲の連発で、モータウン・レコードの本社は”Hitsville USA”とよばれた。僕が中高生の60年代ビートルズやストーンズらブリティッシュ・ロックをラジオで追いかけている時代に、ポップチャートを上がってトップ10に入る黒人音楽は大抵モータウンの曲だった。だからレコードを持っていなくても覚えている曲がたくさんあり、70年代に入って自分がブルーズから黒人音楽に突入した後モータウンのレコードを買い漁ることになった。
映画の内容は創業者のベリー・ゴーディと右腕だったミラクルズのスモーキー・ロビンソンがモータウンの過去を回想する形で始まる。あまり内容を言うとネタバレになるので控えるが、売れることを第一の目標にしたゴーディの制作から販売までの緻密な戦略がすばらしく、また豊富な音楽知識から生まれる彼の素晴らしい閃きにも感嘆する。また右腕スモーキーの作曲から歌唱だけでない稀有な音楽的才能にも改めて驚いた。そして彼らを取り巻く作詞作曲のチーム、ディレクター、エンジニアから秘書に至るまでの結束力の強さ。そこにミュージシャンだけでなくどんどん優秀な人材が集まってくる流れは、音楽だけでなく様々な事業にも通じるものだ。
もちろん映画の中で流れるモータウンの曲にワクワクするし、ミュージシャンのインタビューで初めて知ることもたくさんあり、珍しいフィルムも挿入されている。
そして、現在アメリカで人種問題の大きな動きになっている”Black Lives Matter”のムーヴメントに通じるアメリカ社会の問題の内実が当時から何も変わっていないことを知ることにもなる。おっと!ネタバレ注意!
黒人によって作られたモータウンというレコード会社の音楽は、白人層にも受け入れ易く作られている。それ故、白人にも真似して作れそうにも思えるのだが絶対にモータウンにしか作れないものだった。それは「モータウン・サウンド」と呼ばれた曲、歌唱、演奏、録音、アレンジその全てがモータウンというレコード会社でしか、そこにいた優秀な人たちでしか作れなかった固有のものだからだ。
流れてくる音楽に体を揺らしながら、一緒に歌いながらこの素晴らしい映画を観ていただきたい。
東京では今日9/18(金)から公開だそうです。

78才とはとても思えないパワフルでソウルフルなドン・ブライアントの新譜

コロナ感染が始まってからできる限り自粛生活をしているが、髪をどうしても切りたくて外出した。都心に出たついでに半年ぶりにレコード屋巡りをした。新宿も渋谷もタワーレコードのブルーズコーナーは増々小さくなって瀕死の状態になりつつある。ブルーズ・コーナーだけでなく洋楽全体を若い人たちがあまり聞かなくなっていると言う現状。時代によって音楽の流れは変るからそれも致し方ないか・・とも思うが、音楽は文化でもあるからブルーズのようなルーツ・ミュージックはいつもある程度の豊かな品揃えが必要ではないかと思う。それにしてもK-Popでワン・フロアというのが自分には理解しがたい。
閑散とした洋楽フロアでブルーズ~ソウル~ジャズ~ロックと見て帰ろうとした時に「あっ、オレ、取り置きのレコードを買いに来たのんだ」と気づいた。自粛で家にいる時にいろいろポチってネットで買うくせがついていて、時々何をポチったのか忘れてしまう。
それで取り置きを頼んだのがこのドン・ブライアントの新譜。

You Make Me Feel/Don Bryant (Fat Possum Records CDSOL-5483)

1曲目が始まり最初の歌声を聞いて「Ok!大丈夫、バリバリやん」と78才の力強い歌唱にまず安堵。歌の体幹が実にしっかり安定している。そして、彼の実直な歌い方にまず「ああ、サザン・ソウル」と胸が熱くなる。シャウトからファルセットまで喉がまったく衰えていないどころか歌の表現がまた深くなったように思える。
1曲目は新曲の”Your Love Is To Blame”。いまも曲を作る意欲が彼にはあり、それを最初に持ってくる誇りと気力に頭が下がる。ドンは今更説明することもなく、60年代からメンフィス・ソウルの優れたソングライターとして高く評価されている。奥さんのアン・ピープルズに書いたヒット曲、”I Can’t Stand The Rain”はソウル・ミュージック史に残る名曲だ。その奥さんに書いた”99 Pounds”が2曲目に歌われている。他にも70年代にオーティス・クレイに書いた”I Die A Little Each Day”、60年代自らが歌い今回少しアレンジを変えて歌った”Don’t Turn Your Back On Me” など自作の名曲への熱のある歌もいい。
そして、新作で良かったのはバラード”A Woman’s Touch”だ。「何も育たない庭のように、家庭ではない家のように私は感じる。メロディのない歌のように、いつもひとりでいる男のように感じる。私に必要なものそれは女性のふれあいだ」僕はこの歌を聞いた時にひとりでいる中高年の男を思い描いた。死別したのか離婚したのか、理由はわからないが年老いてひとり暮らす男には燃えるような恋ではなくそっと手に触れてくれるような柔らかい愛が必要なのだ。静かにでも心のこもったふれあいが・・。
奥さんのアン・ピーブルズは素晴らしい歌手でチャーミングな女性で人気もすごくあった。70年代メンフィス・ソウルのクイーンだった。いまは病で彼女はリタイアしてしまい、もうステージを見ることもできないし、アルバムもリリースされない。アンが人気ソウル・シンガーとして活躍していた時は裏方のように彼女のうしろでサポートしていた。もちろん彼女のために曲も書いていた。
ドンはソウル・シンガーとしては大きな華を咲かせた人ではなかったが、いい時も悪い時もずっと彼女に寄り添って生きてきた。そして、こうして長いアンとの人生の中で生まれて来る愛の歌をいまも僕たちに届けてくれている。
そして、今回のこのアルバムを後ろで支えているドラムのハワード・グライムス、オルガンのチャールズ・ホッジズ、キーボードのアーチー・ターナー・・とかってのメンフィス・サウンドの要たちが元気でいまも演奏していることが何より嬉しい。コロナが収まったらもう一度彼らと一緒に来日して欲しい、ドン・ブライアント。
78歳、現役。孫の世話などしてる場合やない。