2023.11.24 ON AIR

ジョン・バディーストのニューアルバム

”World Music Radio”

ON AIR LIST
1.Raindance/Jon Batiste feat.Native Soul
2.Be Who You Are/Jon Batiste feat.J.I.D,New Jeans,Camilo
3.Butterfly/Jon Batiste
4.Call Now/Jon Batiste feat.Michael Batiste

昨年のグラミー賞を5つも受賞して日本でもジョン・バティーストのファンになる人が増えてきて嬉しいと思っていたら10/6に来日しました。しかし、残念ながら単独公演がたった1日しかないその日、私は大阪でライヴがあり観れなくてとても残念な思いをしました。でも、今の彼の勢いがあれば近々また来日してくれると思います。
それで今日は8月にリリースされた彼のニューアルバム”World Music Radio”をON AIRします。前作の”We Are”が彼の故郷ニューオリンズのR&Bやジャズやブルーズ、つまり彼のルーツを感じさせるアルバムでしたが、今回のコンセプトはジョンが宇宙を旅するビリー・ボブというDJに扮して世界中の音楽をミックスさせ再構築して宇宙へON AIRするというアルバムです。新たなワールド・ミュージックの提案とも言えるのですが、これは常々ジョンが「ソーシャル・ミュージック」つまり誰もが繋がっていく音楽、世界を音楽で繋げるという考えの一つだと思います。
まずは一曲
「君が去ってしまった場所に僕はまだいる。君の雨を恵んで欲しい。愛の雨を降らせて欲しい。降り注ぐのをぼくは待っている。空を見上げてレインダンスを踊るよ」

1.Raindance/Jon Batiste feat.Native Soul

今回のアルバムは私がそんなに詳しくないヒッブホッブ、ラップ系のミュージシャン始め多くのゲストがいろんな曲に参加しています。でもそれが散漫にならずにできてるのはやはりジョンの手腕。
次の曲がこのアルバムの推し曲と思うのですが、その参加しているゲストをひとりも知らないので調べて見ました。まずはJ.I.Dというのは現在最も熱いラッパーのひとりと呼ばれていて、そのリリックが高く評価されグラミーにも何度かノミネートされている。
そしてNew Jeansというのは韓国Kポップのガールズ・グループで、アイドルグループなんですが、これがいろんな意味でクオリティが高くて日本のアイドルグループとは完全に一線を画してます。一度YouTubeでも見てください。そしてコロンビア出身の人気シンガー、カミーロ。
世界のいろんなミュージシャンを一つにコラボさせた曲です。

2.Be Who You Are/Jon Batiste feat.J.I.D,New Jeans,Camilo

次の曲はジョン自身がピアノだけで歌っている綺麗な曲です。タイトルは「バタフライ」ですから蝶々ですが、家に向かっている美しい彼女を蝶々に喩えて、何処へでも飛んでいけるよねと歌ってます。

3.Butterfly/Jon Batiste

次はジョンのお父さんのマイケル・バティーストがバック・コーラスで参加している曲です。ジョンの一家というより一族はニューオリンズでは有名な音楽一族でそういう中で育ったこともジョンの音楽に大きな影響を与えていると思います。そして実はジョンが来日してる時、10/10にジョンのいとこのドラマー、ラッセル・バティーストが亡くなってしまい葬儀に参加するためにジョンも早々とニューオリンズに向かったそうです。僕もニューオリンズに住んでいる山岸潤史を介してラッセルには会ったことがあるので驚きました。残念です。
ジョンのお父さんのマイケルは一族で結成していたバティースト・ブラザーズでベースと歌を担当していました。そのお父さんを迎えてのコラボです

4.Call Now/Jon Batiste feat.Michael Batiste

ジョンはあらゆる差別に反対する運動を続けているのですが、基本的にとてもポジティヴでパワフルな人で音楽で世界のミュージシャンをソーシャル、つまり繋げて行こうとしています。去年グラミーを取ったことで人脈も増えてコラボもやりやすくなっているように思います。その内に日本からも彼の録音に参加する人が出てくるかもしれません。新しいワールド・ミュージックの構築です。
今回のアルバムはその彼の考えを音楽的に一歩前に進めたアルバムだと思います。とても多彩で最初に聞いたときは少し統一感がないように思えたのですが、聞いている内に一つ一つの曲の繋がりがわかるようになってきました。すごくいいアルバムだと思います。
やはり才人、ジョン・バティーストです。

2023.11.17 ON AIR

チタリン・サーキットのキング、ボビー・ラッシュ新譜!

Bobby Rush /All My Love For You

ON AIR LIST
1.I Want To/Bobby Rush
2.Running In And Out/Bobby Rush
3.TV Mama/Bobby Rush
4.You’re Gonna Need A Man Like Me/Bobby Rush

自分が長いツアーをやっている時に思い出すのが「チタリン・サーキットのキング」と呼ばれる現役のボビー・ラッシュのことです。
その80才を過ぎたリヴィング・レジェンドのブルーズマン、ボビー・ラッシュが8月に新しいアルバムをリリースしました。今も現役でアルバムを出してくれるのは嬉しいですね。なんと29枚目のアルバムだそうです。グラミーを獲得した前のアルバム”Rawer Than Raw”はアコースティク・アルバムでしたが、今回は彼の看板でもあるサザン・ファンク・ブルーズなアルバムです。
まずはいかにもボビー・ラッシュらしいダウン・ホームなテイストのファンキーなブルーズ曲でハーモニカのソロもホビーならではの味わいのあるものです。

1.I Want To/Bobby Rush

この曲のプロモーション映像がyou tubeにアップされてるんですが、キラキラのラメの入ったジャケットに真っ白な靴という出で立ちで軽くステップを踏んで踊ってます。こういうイナタ・ファンキーなフィーリングがもう最高。
1933年にルイジアナに生まれたボビー・ラッシュはアーカンソー、シカゴと移り住みながらブルーズのスキルを磨き、64年にシングルデビューしてその後もろんなレーベルからシングルをリリースしましたがヒットには恵まれませんでした。79年になってやっと初アルバム”Rush Hour”をリリースしましたが、これも一部のブルーズ・ファンの評判になっただけでした。
でも、彼は南部の黒人クラブを毎晩ライヴして回るいわゆるチタリン・サーキットを続けその活動が途絶えることはなかった。映画「ロード・トゥ・メンフィス」で彼のツアーの様子が映し出される場面がありましたが、ステージだけではなく日程の調整からギャラの交渉、メンバーのケア、車の運転までやる彼が「B.B.キングとかバディ・ガイのようになれたら楽なんだけどなぁ」と少し弱音を吐くシーンがありました。でも、そういうツアーを続ける彼の姿が同じように日本でツアーを続ける私には励みになっています。

ジョン・リー・フッカーの「ブンブン」のようなイントロから始まる2ビートのトラッドなブルーズ・スタイル
ボビー・ラッシュのハーモニカは格別上手い訳ではないんですが、曲の味付けにすごくいい味を出しています。よくブルースを知っている人のハーモニカです。

2.Running In And Out/Bobby Rush

南部のブルーズの匂いがプンプンする曲でした。めちゃくちゃカッコええという訳でもなく、近所の目立ちたがりのちょっと歌のうまいおっちゃんが歌っているような感じがええんですわ。ファンクというてもジェイムズ・ブラウンみたいにビシビシ決める感じではなく、ジョニー・ギター・ワトソンのようにちょっと小粋な感じがある訳でもない・・まあイナたいんですね。

3.TV Mama/Bobby Rush

歌がめちゃ上手い訳でもなく、ハーモニカやギターがめちゃ上手い訳でもなく、何か斬新なことがある訳でもないのですが、ブルースのツボを心得ている人です。
もう1曲バラードを最後に「別れたいと言ったお前、わかってるよ街の向こうに住んでる男やろ。俺は仕事をふたつやって家に金を持って帰ってきたけどいつもお前はいなかった。全てをお前にあげたよ。でも、いつの日にかお前には俺のような男が必要になるのさ」

4.You’re Gonna Need A Man Like Me/Bobby Rush

日本のチタリン・サーキットをツアーしている僕にとってボビーは尊敬する、そして親近感のあるブルーズマンです。アルバムも出してツアーも続けて欲しいです。できれば来日してください。今日はボビー・ラッシュのニューアルバム ”All My Love For You”を聞いてもらいました。がんばってます、ボビー・ラッシュ。

2023.11.10 ON AIR

60年代にハーレムで誕生したグルーヴするリズム

Birth Of The Harlem Grooves On Fire(Fire/P-Vine 94045)

ON AIR LIST
1.Don’t Make Me Cry / Ti Mattison
2.People Sure Act Funny(When Thy Get A Lotta Money)/Titus Turner
3.Dig Yourself/Les Cooper & The Soul Rockers
4.The Squeeze(Part1)/Horace CooperAnd The Band
5.The Squeeze(Part2)/Horace CooperAnd The Band

今日ON AIRするアルバムはタイトルが”Birth Of The Harlem Grooves On Fire”
Birthは誕生でハーレムはニューヨークの黒人街、最後のFireはこのアルバムのレコード会社のレーベル名。つまり「ファイア・レコードが録音したハーレムでのグルーヴの誕生」ということになるのだが、ではグルーヴとは何かとなる。黒人音楽だけでなく最近は「この曲のリズムがグルーヴしている」とか「あのバンド、めちゃグルーヴしてる」とか言うようになりましたが、グルーヴとはまず「溝」という意味があります。そこからずっと続く溝から「うねり」つまり海の波のようなうねりだと僕は思います。そのうねりから音楽のビートのいわゆる「ノリ」も含めて、体が自然に動いて踊ってしまうようなリズムのことだと僕は解釈しています。つまりグルーヴしていないビートは僕なんかがやっている音楽ではダメな音楽ということになります。バンドのリズムが合っているだけでなく、そこに「うねり」がないとグルーヴしているということにはなりません。また、このグルーヴは演奏する人たち、バンドによって作られるグルーヴ感は違ってきます。グルーヴには素晴らしいという意味もあります。
まず、このアルバムの1曲目 1962年録音

1.Don’t Make Me Cry / Ti Mattison

実はこのアルバムはP-VineレコードのスタッフがFireレコードの音源からサックスのキング・カーティスやギターのコーネル・デュプリー、そしてドラムのバーナード・パーディが参加した、あるいはクレジットされてないがおそらく彼らであろう録音を選んだものです。その3人というのはソウル好きの方ならよく知っているアレサ・フランクリンのライヴアルバム「アメイジング・グレイス」の録音メンバーであり、60年代から黒人音楽に多大な貢献をした人たちです。
次は1962年の録音でシンガーとしてよりソングライターとして名前の通っているタイタス・ターナーが歌った曲。
ドラムはバーナード・パーディ、ギターはコーネル・デュプリー

2.People Sure Act Funny(When They Get A Lotta Money)/Titus Turner

この曲ようなラテンリズムのテイストが入った曲が1955年リリースのレイ・チャールズの”I Got A Woman”の大ヒット以降たくさん作られたのでしょう。レイの”I Got A Woman”のヒットは後の大大ヒット”What’d I Say”に繋がっていきます。タイタス・ターナーさん、曲調も歌い方もレイ・チャールズの影響が感じられる。レイ・チャールズがソウル・ミュージックを作ったひとりと呼ばれる所以もわかる。それにしてもパーディのこのラテンビートのドラムはすばらしい。
そしてレイ・チャールズの”What’d I Say”の影響を受けている曲が次の曲で、解説にはアイズレー・ブラザーズの”Shout”の影響もあると書いてあるが確かにその二つの大ヒットをミックスしたような曲。歌も歌うピアニスト、レス・クーパーとソウル・ロッカーズといういかにもなB級バンドの名前。こういうB級感が好きになれないと黒人音楽の本質にはなかなか迫れない。一流はもちろん一流で素晴らしいのは間違いないのですが、「これってパクリやないの」みたいなB級感が黒人のストリート・ミュージックでたくさんあります。これもドラムはバーナード・パーディ

3.Dig Yourself/Les Cooper & The Soul Rockers

50年代60年代はインストルメンタルのダンス・ナンバーのヒットがたくさんありました。ビル・ドゲットというオルガン・プレイヤーが大ヒットさせた曲で”Honky Tonk”というのがあります。この曲はオルガン奏者だけではなくギターやサックスでも演奏されるほど幅広く売れた曲でした。僕がこの曲を知ったのはブルーズ・ギターの名人、ロバートJr.ロックウッドが演奏したヴァージョンでした。クラブやダンス・パーティではシンガーが休憩する間の時間にそういうインストのダンスナンバーが不可欠でした。Honky Tonkとは安酒場という意味ですが、その”Honky Tonk”のメロディをギターで入れ込んでそこにキング・カーティスのサックスが強烈にブロウした曲が次の.The Squeeze。果物のレモンなんかを搾るスクゥーザーという調理器具がありますが、まさにエロティックな意味も備えた絞る、きれいにいうと抱きしめるという意味。ブルーズの歌詞にはよくSqueze Meというのもあります
これがパート1,2とあるのですが、キング・カーティスの炸裂するサックスを聞いてもらいたいので両方続けてON AIR!

4.The Squeeze(Part1)/Horace CooperAnd The Band

5.The Squeeze(Part2)/Horace CooperAnd The Band

ファンキーでグルーヴしてます。ギターソロもいいんですが、ギターのリズム・カッティングもたまりません。

50年代半ばから60年代にかけてブルーズがR&Bからソウル、ファンクになっていく時代に今日聞いてもらったようなダンサブルな、まさにグルーヴした音楽が黒人たちの間で流行っていました。つまり、踊れるようなリズムのグルーヴがあるというのがダンス・ミュージックの必須。
今日はファイア・レコードのハーレムでのグルーヴの誕生Birth Of Harlem Grooves On Fireでした。このアルバムなかなか面白いです。年末の宴会、パーティのBGMとしていかがでしょうか。ではまた来週、Hey Hey The Blues Is Alright

2023.11.03 ON AIR

カウント・ベイシーが楽団がブルーズをスイングさせたニューアルバム

Basie Swings The Blues/Count Basie Orchestra(BSMF 5122)

ON AIR LIST
1.I’m A Woman/Count Basie Orchestra((Featuring Shemekia Copeland,Buddy Guy
2.Let’s Have A Good Time/Count Basie Orchestra(Featuring Mr.Sipp)
3.The Midnight Hour/Count Basie Orchestra(Featuring Robert Cray)
4.Boogie In The Dark/Count Basie Orchestra(Featuring Bobby Rush)

1936年に創設されたジャズの名門オーケストラ「カウント・ベイシー・オーケストラ」は、84年にベイシー亡き後も受け継がれ現在はトランベッターのスコッティ・バーンハートがバンマスとなり演奏活動を続けている。現在はメンバーが18人程度ということ。こういう大所帯のオーケストラを維持して行くのは大変ですが、日本はじめ世界中にカウント・ベイシー・オーケストラのファンは根強くたくさんいる。そのオーケストラが今年10月になんとニューアルバム”Basie Swings The Blues”をリリース!
色々なブルーズが多彩なゲストを迎えて録音されている。ジャズ・オーケストラとしては元々ブルーズ・テイストの強い楽団で、かってはジョー・ターナー、ダイナ・ワシントンはじめ多くのジャズ・ブルーズ・シンガーがこの楽団をバックに歌いました。
まずは変わらぬパワフルな歌を聴かせてくれる女性ブルーズ・シンガー、シメキア・コープランド。ハーモニカのチャーリー・マッセルホワイトが参加し途中のギターソロはバディ・ガイ。

1.I’m A Woman/Count Basie Orchestra(Featuring Shemekia Copeland,Buddy Guy)

私のバンド、ブルーズ・ザ・ブッチャーの新しいアルバムを持っている方なら「おっ、この曲」と思ったかも知れません。今の曲はマディ・トリビュートの今回の僕らのアルバム”Feel Like Going Home”に録音したマディの”Mannish Boy”が元歌だ。”I’m A Man”と歌うところを女性なので”I’m A Woman”にして歌詞も変えています。オーケストラ用にアレンジが加えられていますが、ホーンアレンジも良かったし何よりシメキアの歌がしっかりしているので聞き応えがあります。バディ・ガイのギターよりチャーリーのハーモニカをもっと出した方がよりブルース・テイストになってよかったかも。

次の曲は今回このアルバムで初めて知った気に入ったミュージシャン。1曲目のLet’s Have A Good Timeでフィーチャーされている Mr. Sipp。本名はカステロ・コールマン。1976年生まれですからまだ47歳。両親とも音楽をやっていて彼はずっとゴスペル・フィールドでギターを弾いていたそうだが、B.B.キングに強い影響を受けてブルーズを始めたということ。
全くノーマークで知らなかった人ですがいいブルーズマンだと思います。偉そうですが・・。

2.Let’s Have A Good Time/Count Basie Orchestra(Featuring Mr.Sipp)

ミスター・シップはマラコ・レコードからリリースされた最新のアルバムでは南部色の強いソウルを歌っているが、ジョニー・テイラーやリトル・ミルトンのようないわゆるブルーズン・ソウル・シンガー。歌もギターもすごくいいのでまだまだ期待できます。いい曲といいプロデューサーに出会えればもっと話題になり売れるミュージシャンになるでしょう。

次は今やすっかりブルーズ界の大御所になったロバート・クレイ。調べたらもうクレイも70歳。こういう大編成のオーケストラをバックにしたクレイの歌もなかなかいい。というか、こういうオーケストラをバックにしたジャズ・ブルーズ・アルバム出して欲しいです。ギターも相変わらず快調でそろそろ来日も。
「真夜中に寂しい、不幸せな気分だ。愛する女に全て捧げたのに愛も残さず彼女は行ってしまった」

3.The Midnight Hour/Count Basie Orchestra(Featuring Robert Cray)

今の曲のオリジナルは1961年にリリースされたThe Genius Sings the Blues というレイ・チャールズのアルバムに入っています。

このアルバムには共同プロデューサーとしてドラマーのスティーヴ・ジョーダンの名前が入っているが、共同プロデューサーってなんだ?いう感じですが、ドラムは叩いていなくてミュージシャンを選んだり、曲を選んだりそういう参加の仕方みたいだ。参加ミュージシャンはあとケブ・モ、ジャズギターのジョージ・ベンソンとシンガーのジェイミー・デイヴィス、女性シンガーのベティ・ラヴェットなど。
次は大好きなボビー・ラッシュ。彼のニューアルバム ”All My Love For You”も再来週あたりにON AIRする予定。こういう企画もののコンピレーションにも彼が呼ばれているのはファンとして嬉しい。

4.Boogie In The Dark/Count Basie Orchestra(Featuring Bobby Rush)

バンド・リーダーであり今回のアルバムのプロデューサーでもあるトランぺッターのスコッティ・バーンハートは、制作するにあたりブルースの生まれたアメリカ南部のミシシッピを旅したということです。ブルーズのもつディープなところを知りたかったのでしょう。それでミシシッピ・ブルーズの偉人チャーリー・パットンの名前をつけた「パットン・ベイシー・シャッフル」というオリジナルのインストルメンタル曲も収録されている。
このアルバムは10/20に日本のBSMFレコードからリリースされています。こういうオーケストラをバックにしっかりしたホーン・アレンジで演奏されるブルーズも最近少ないので是非聞いてもらいたいオススメの一枚です。
Basie Swings The Blues!