70年代のフレディ・キングVol.2 /RSOレコード時代



ON AIR LIST
1.Pack It Up/Freddie King
2,Sugar Sweet/Freddie King
3.Shake Your Bootie/Freddie King
4.Aint Nobodys Business/Freddie King
前回は70年代初期シェルター・レコード時代のフレディ・キングを聞いてもらいましたが、そのシェルターからアルバム3枚をリリースした後、今度はRSOレコードに移籍します。1974年のことです。RSOというレコード会社はエリック・クラプトンとビー・ジーズが在籍したことで知られてますが、特にクラプトンの全米1位になったアルバム『461オーシャン・ブールバード』のリリースで有名になりました。大ヒットした”I Shot The Sheriff”も収録されているアルバムです。たぶん、そのクラプトンつながりでフレディもRSOで録音することになったのではと思います。後にクラプトンはB.B.キングとデュオのアルバムを出したりしてB.B.からの影響を語ったりしてますが、一番影響を受けたのは、特にギターのいちばんの影響はフレディ・キングからでしょう。
それではRSOからフレディが出した最初のアルバム”Burglar”からまず一曲。ブルーズというよりファンクとロックの色合いの濃いサウンドとグルーヴですが、このあたりで何か新しいブルーズを模索したのかも知れません。
1.Pack It Up/Freddie King
しっかりアレンジされてもフレディは自由にやっている感じです。1974年ですからやはりソウル、ファンクの影響は出てきますし、ギターもラウドですが意外とフレディに合ってフイットしてる曲だと思います。
ではクラプトンが参加している曲を聴いてみましょうか。途中のギター・ソロのどちらかがクラプトンだと思うのですが、僕にはわかりません。みなさん、わかりますか。
2,Sugar Sweet/Freddie King
このアルバムの参加ミュージシャンを見てみるとギターにボビー・テンチの名前があります。イギリスのミュージシャンでボブ・テンチとも呼ばれますが、彼はジェフ・ベック・グループのヴォーカリストとして記憶している方もいると思います。ハンブル・パイというバンドに参加したこともあるギタリスト、ヴォーカリストです。あとクレジットで目を引くのはドラムのスティーヴ・フェローンですね。フェローンは最初アベレージ・ホワイト・バンドで名前が知られそのあとはチャカ・カーン、エリック・クラプトン、ブライアン・メイ、アニタ・ベーカーなどイギリス、アメリカ両方で活躍したドラマーです。このRSOレコードのフレディ・キングの録音ではファンキーナンバーを彼が叩いてます。
次もファンキーなダンス・ナンバーですが、曲名のShake Your Bootieのブーティはお尻のことですからまあお尻を揺らして踊るという意味ですが、もちろんちょっとエロい意味も漂ってます。
3.Shake Your Bootie/Freddie King
次は30年代からベッシー・スミス、ビリー・ホリディ、ジミー・ウィザースプーンそしてB.B.キングなど歌い継がれてきたブルーズのスタンダードです。
1975年テキサス、ダラスのライヴ録音からです。
4.Ain’t Nobody’s Business/Freddie King
3大キングのアルバート・キングやB.B.キングより10歳ほど年下のフレディ・キングは70年代はまだ30代後半から40代でした。だから流行りのファンク、ソウルの影響を受けるのも当然でその上に70年代のロックの影響もありました。そういういろんなテイストを入れ込んだ独自のブルーズを作って新しい展開をしたいと思っていたのではないかと思います。でも1976年に心不全で急死してしまいます。42歳と言う若さでした。三大キングでいちばん若かったフレディが一番先に亡くなると言う・・なんとも残念なことでした。
次回からはB.B.キングとアルバート・キングの70年代以後の録音を聞きます。










