50年来のブルーズの盟友、山岸潤史と私が作ったデュオ・ブルーズ・アルバム
….still in love with the Blues / 永井ホトケ隆&山岸潤史(P-Vine PODC-007)
ON AIR LIST
1.Ramblin’ On My Mind/永井ホトケ隆&山岸潤史
2.Nobody Knows You When You’re Down And Out / 永井ホトケ隆&山岸潤史
3.The Right Time / 永井ホトケ隆&山岸潤史and上田正樹andYoshie.N
4.I’m Still In Love With You/ 永井ホトケ隆&山岸潤史
今回は10/16にリリースされた私と山岸潤史の初デュオ・ブルーズ・アルバム”….still in love with the Blues”を手前味噌になりますが聴いてください。
1972年にすでに私がやっていたウエストロード・ブルーズバンドに山岸が加入してからの付き合いですから約半世紀。50年。長いようで短かった50年。しかし互いに70才の古希を過ぎてからこんなアルバムを作るとは思わなかった。きっかけは一昨年あたりから二人でデュオのライヴをやり始めて、それがなかなか楽しくて・・・どちらからともなくアルバムを作るかという話になった。ぼく自身はブルーズという音楽も私自身の歌のこともよく知ってくれている山岸は一緒にプレイするギタリストとしては本当にやりやすく、楽しい相手です。互いに変わったところといえば、年を重ねたのでゆったりしたダウンホームなブルーズを少しやりたい気持ちになってきたことかな。
まずアルバムの一曲目
オリジナルは1936年にロバート・ジョンソンが録音したブルーズです。
1.Ramblin’ On My Mind/永井ホトケ隆&山岸潤史
録音エンジニアはいつもぼくのバンド「blues.the-butcher-590213」の録音やミックスなどをやってくれている内田直之くんにお願いした。録音は内田くんが廃校になった小学校の教室に作ったスタジオで行われ、二日間で終わった。選曲も50年の間にふたりが聞き続けてきたブルーズで互いに何をすればよくわかっている曲がほとんど。
次の曲”Nobody Knows You When You’re Down And Out “は1929年に女性ブルーズシンガーのベッシー・スミスが初録音しいまやブルーズのスタンダードになっている曲
2.Nobody Knows You When You’re Down And Out / 永井ホトケ隆&山岸潤史
自分と山岸が録音するのを知って急遽参加してくれたのが旧友のキー坊(上田正樹)と彼のR&Bバンドのコーラスを担当している素晴らしい女性シンガーのYoshie.N
キー坊とも彼がサウス・トゥ・サウスからの50年の付き合いになった。同じような黒人音楽に影響を受けて歌をはじめた同年代のシンガーとして尊敬できるシンガーは自分にとって上田正樹。その彼が参加してくれたのは本当に嬉しかった。ぼくも彼も好きなレイ・チャールズのこのブルーズをまず録音しました。
3.The Right Time / 永井ホトケ隆&山岸潤史and上田正樹andYoshie.N
Yoshieちゃんがパワーのある歌を聴かせてくれました。
最後はアルバム・タイトルに使った曲で「まだ君のことが好きなんや」という歌。ぼくらは50年経ってもまだブルーズが好きでいつもニューオリンズと東京でブルーズのことをメールし合っています。いや、昔よりブルーズが好きになっていると思います。一生好きでいられて今もわからないことがたくさんあるブルーズという音楽は素晴らしいと思います。
4.I’m Still In Love With You/ 永井ホトケ隆&山岸潤史
実はまだ収録していない曲が残っていましてそれらを加えて来年はLPレコードにしてみようと思っています。キー坊とヨシエちゃんとコーラスしたいい歌もあります。ご期待ください。
アルバムはタワー・レコード、アマゾン、リリース元のP-Vineレコードのオフィシャル・ショップでゲットできます。また私のライヴ会場でも販売しています。