2017.07.21 ON AIR

The Musical Mojo of Dr. John: A Celebration of Mac & His Music (Live)
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ON AIR LIST
1.Junko Partner/George Porter Jr and Zigaboo Modeliste
2.Big Chief/Big Chief Monk Boudreaux
3.New Orleans/John Fogerty
4.Such A Night/Dr.John and Sarah Morrow

 

 

 

 

ドクター・ジョンの60年に及ぶキャリアを祝して、2014年にニューオーリンズで行われたトリビュート・ライヴです。
録音されたのは2014年5月3日にニュー・オリンズのSaenger Theatre。
ドクターは現在76才
ドクターは何度も来日してご存知の方も多いと思いますが、ニューオリンズ・ミュージックのレジェンドでシンガー・ソング・ライター、ピアニスト、プロデューサーとしてブルーズ、ファンク、R&Bだけでなくロック、ジャズの世界まで網羅している本当に偉大な人です。

今回のアルバムのプロデュースはベーシストでもあるドン・ウォズ
参加ミュージシャンはアラン・トゥーサン、アーマ・トーマス、テレンス・ブランチャード、ジョン・ブッテ、ビッグ・チーフ・モンク・ボドルー、ダーティー・ダズン・ブラス・バンド、メイヴィス・ステイプルズ、ジョン・フォガティ、ネヴィル・ブラザーズのアーロン、チャールズそしてシリル、ブルース・スプリングスティーン

では、最初はニューオリンズ・ファンクのバンドとして名を馳せたミーターズのふたりベースのジョージ・ポーターとドラムのジガブー・モデリステがフィーチャーされた曲。
ニューオリンズの定番、ドクターはもちろん、ジェイムズ・ブーカー、プロフェッサー・ロングヘアなどニューオリンズのミュージシャンにずっと歌い継がれている曲。曲名のジャンコ・パートナーは「ヤク中仲間」歌詞の内容はまあドラッグ中毒の仲間の話でお金を使い果たし、刑務所に入って、友達にもみはなされてもドラッグやめられない仲間のことを歌った歌。
1.Junko Partner/George Porter Jr and Zigaboo Modeliste

さて、次はビッグ・チーフ・モンク・ブードロー
マルディグラ・インディアンのグループであるワイルド・マグノリアスのメンバーであり、ゴールデン・イーグルスのチーフつまりリーダーでもあったモンク・ブードローを観たのは初めてニューオリンズに行ったとき。その後、朋友、山岸潤史がマグノリアスにメンバーとして加入してから何度かライヴも観てモンクにも会いましたが、最初観たときのマグノリアスはタンバリンや太鼓だけのいい意味ですごくプリミティヴな、しかし、すごくリズムのグルーヴのあるグループでニューオリンズでかなりハマりまして、よく聴きに行ってました。
ドクターとモンクのつながりも古くてマグノリアスのアルバムにドクターが曲を書き下ろしたこともあります。
聞いてもらうBig Chiefはニューオリンズの偉大なミュージシャンであり、ソングライターだった大好きなアール・キングが書いた曲です。
2.Big Chief/Big Chief Monk Boudreaux

このアルバムのメンバーの中でニューオリンズ出身でないのが、メイヴィス・ステイプルズとブルース・スプリングスティーン、そしてジョン・フォガティ。
ジョン・フォガティは僕と同世代の方ならCCR(クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル)でよく知っていると思いますが、「プラウド・メアリー」「フォーチュネイト・サン」「スージーQ」など60年代終わりから70年代にヒットを出したバンドで僕も大好きでした。ロックの殿堂入りもしているレジェンドですが、昔と変らないストレートでパワフルな歌はめちゃ気持ちいいです。
3.New Orleans/John Fogerty
ジョン・フォガティは72才。元気です。いまも月に5本くらいはコンサートやってますね。フェスティバルも出てるしヨーロッパにも行ってます。日本に来て欲しいですね。
このアルバムはさきほど言いましたプロデューサーのドン・ウォズがベース、キーボードにチャック・リーベル、もうひとりキーボードに僕もよく知っているパパ・グロウズ・ファンクのジョン・グロス、ドラムのケニー・アロノフこの人はジョンメレンキャンプにいたひとでもうスタジオ・セッション・ドラマーとして有名な人です。
トロボーンのサラ・モロウはドクターと長年活動してきた人で、最後はそのモロウとドクターと言えばこの曲を演奏しています。
4.Such A Night/Dr.John and Sarah Morrow(3分55秒からFO)
また、日本に来て欲しいです、ドクター・ジョン。