祝50周年P-Vine Records! 第9回
1983年P-Vineレコードがリリースした名作チャック・ベリーLP 三枚組ボックスその2
VERY GOOD! /Chuck Berry (Chess/P-Vine PLP834-6)

ON AIR LIST
1.Carol/Chuck Berry
2.Memphis,Tennessee/Chuck Berry
3.You Never Can Tell/Chuck Berry
4.Around And Around/Chuck Berry
5.I’m Talking’ About You/Chuck Berry
日本が世界に誇るレコード・レーベル、P-Vine レコードが創立50周年を迎えたのを祝って過去のP-Vine のアルバムから僕の好きなアルバムをOn AIRするシリーズです。今回で9回目。前回のチャック・ベリーのボックス・セット三枚組LPから今日も聞きます。このボックスセットはチャック・ベリーがデビューしたチェスレコードでの彼の最もいい時期の音源からピックアップされたものでクオリティはめちゃ高い。
チャックの素晴らしい音源ということだけではなく、R&Rの始まりとその全盛期の音楽を聴くことができるわけですからもしどこかの中古盤屋さんで見つけたらゲットしてください。
ボックスのジャケット写真もカッコよくて1983年にリリースされた時これは売れるだろうなぁと思いました。チャック・ベリーとかリトル・リチャードはロックンロールのルーツでありロックやる人は一度は必ず出会うミュージシャンですから。
初めてチャックの曲を聴いたのは中学2年。ローリング・ストーンズのカバーでファースト・アルバムに入っていた「キャロル」か、彼らの最初のシングルの”Come On”かどっちだったか覚えてないのですが、どちらにしろストーンズとビートルズがカバーしているチャック・ベリーを聞いてた中学生時代です。
今日は私の好きなチャック・ベリーの曲を5曲選んでみました。まだまだ好きな曲はあるんですが・・・
まずはローリング・ストーンズのファースト・アルバムでカバーされていたこれから。
1.Carol/Chuck Berry
1959年6月にシングル盤”Back In The U.S.A.”のB面だった曲として発売された曲
メンフィス・テネシーってただの地名だけどどんな歌なのかと思えば、これがなかなかいい歌詞で。最初は電話のオペレーターにメンフィスにいる好きな彼女に電話したいんだけど電話番号がわからないから探してくれという歌なのかなと思っていたら、じつは彼女ではなくて6歳になる自分の娘に電話したいという内容でした。離婚して連れられていったマリーという娘が自分のいない間に電話してきたんですね。でも、娘の電話番号がわからない。メンフィス・テネシーから電話してくるのは娘しかいないから交換手に探して欲しいんだという切実な歌です。
2.Memphis, Tennessee/Chuck Berry
次はチェスでの後期1964年の曲です。若い10代の男女が愛し合って結婚するところから始まる歌で、二人は狭い部屋に安い給料でなんとかやりくりして生活する様子を歌ったものです。最後にIt Goes To Show You Never Can Tell「先のことなんてわからない」と歌われてます。
タランティーノ監督の映画「パルプ・フィクション」で主演のジョン・トラボルタとユマ・サーマンがダンス・コンテストで踊るときの印象的なシーンで使われていてそれでこの曲を知っている方も多いと思います。あの映画大好きです。
3.You Never Can Tell/Chuck Berry
次のAround And Aroundは日本のグループサウンドが流行っていた時代に確かスパイダーズがカバーしていしていてかっこいいなぁと中高生の頃テレビでみてました。この曲はストーンズやアニマルズもカバーしてます。
クラブでカッコいいクレイジーなロックでみんな盛り上がって夜明けまで踊り続けたんだという曲。
チャックのギターが本当にグルーヴしていてカッコいい。
4.Around And Around/Chuck Berry
次の曲はぼくもブルーズ・ザ・ブッチャーでカバーさせてもらってます。聞いているとそうでもないんですが、演奏して歌ってみるとなかなか難しい曲です。まあ、チャック・ベリーの曲は難しいです。歌詞も多かったりするので。
この曲でもチャックのギターは完璧です。
「アップタウンを歩いてるときにめっちゃ可愛い娘を見たんよ。俺のもんになってくれんかなって思ってんのやけど。メッセージ届けたいんや。誰でもないオマエのことなんやけど。ベイビー、オマエやオマエや。結婚したいなぁ」
5.I’m Talking’ About You/Chuck Berry
P-Vineレコードが83年にリリースしたこのチャック・ベリーのボックスセットは本当によくできたセットだと思います。そして、ポピュラー・ミュージックの中で偉大な革命的音楽、R&Rが生まれた時代を体験できるセットです。偉い!P-Vine!